あおとの本棚

読んだ本の内容や感想をつづっていきます。 独断と偏見による評価は最大★5つ。

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「夏のレプリカ」

夏のレプリカ―REPLACEABLE SUMMER (講談社文庫)夏のレプリカ―REPLACEABLE SUMMER (講談社文庫)
(2000/11)
森 博嗣

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読了41冊目。
あおと評価:★★★★★

出版社/著者からの内容紹介
封印された夏の日の記憶!
眩い夏、不可解な誘拐事件、蘇る過去
真実は、偶数章だけで明かされる。

T大学大学院生の簑沢杜萌(みのさわともえ)は、夏休みに帰省した実家で
仮面の誘拐者に捕らえられた。
杜萌も別の場所に拉致されていた家族も無事だったが、実家にいたはずの
兄だけが、どこかへ消えてしまった。
眩い光、朦朧(もうろう)とする意識、夏の日に起こった事件に隠された過去とは?
『幻惑と死と使途』と同時期に起こった事件を描く。



私の大好きな森博嗣です!(興奮)
以前、すでにこのシリーズは読了済みなのですが、面白いので改めて読んでみました。
いやぁ、名作というのは何度読んでも面白いものですね!!

この作品は、S&Mシリーズというシリーズの7作目です。
N大学助教授の犀川創平のSと、犀川研究室に所属するお嬢様女子大生・
西之園萌絵のMでS&Mシリーズです。

いつもは西之園萌絵の視点から描かれることの多いS&Mシリーズですが、
「夏のレプリカ」は普段の書き方とちょっと趣向が変わっていて、
西之園萌絵の親友・簑沢杜萌の視点で描かれています。

これは第6作目「幻惑の死と使途」と同時期に起こった事件を書いたもので、
「幻惑の死と使途」には奇数章しかなく、逆に「夏のレプリカ」には偶数章しかありません。

なので、「幻惑の死と使途」と一緒に読むべき…なんでしょうが、はっきり言って
交互に読むと混乱します(笑)
なので、私のおすすめは、どちらが先でもいいので1冊ずつ順番に読んで後で
もう1度交互に読み直すと時間の経過がわかって面白いでしょう。

ということで、2冊買って読んでください。(森信者のすすめです・笑)

誘拐に巻き込まれた当事者の簑沢杜萌ですが、なぜか強く思い出すのは
誘拐のことよりも消えた兄との夏の思い出。

ミステリの謎解きより情緒的な幻想世界が先行し、全然ミステリっぽくないですが、
そこはさすが森博嗣。

最後の最後で、西之園の真実の弾き出し方は実に鮮やか。
簑沢杜萌とチェスを指すことで、すべてを知り答えを導き出してしまう。

読み終わった後に「夏のレプリカ」という題名がグッと迫ってきます。

森博嗣を読んだことがなくても、この1冊はとても楽しめます。
私も大学1年生の時、始めて手にとった森博嗣がこの本でした。

その後、シリーズものだと知って、第1弾「すべてがFになる」から買い揃えはじめました。

森博嗣を読んだことがない人はぜひ!おすすめの1冊です。
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プロフィール

あおと

Author:あおと
本好きの29歳。
ミステリ、文学、エッセイ、ファンタジーが得意。たまには、ホラーやマンガ、
絵本も読んでみたり。

隙間があればすかさず本を読んでます。

今のところのお気に入りは、
「夏のレプリカ」森博嗣
「黒と茶の幻想」恩田陸
「木曜組曲」恩田陸
「カラフル」森絵都  などです。

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