あおとの本棚

読んだ本の内容や感想をつづっていきます。 独断と偏見による評価は最大★5つ。

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「流星の絆」

流星の絆流星の絆
(2008/03/05)
東野 圭吾

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読了5冊目。(総合50冊目)
あおと評価:★★★★

久々に東野圭吾を読んでみました。
帯に書いてあるあらすじを鵜呑みにしちゃいけないなぁ、と思った1冊(笑)

帯にはこんな風に書いてあります。

惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。
「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」
14年後―
彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。


これを読むと、まるで三兄妹が復讐だけを心に生きてきたような
ドロドロとした印象を受けますが、実際は、残酷な現実をそれなりに受け止め、

自分たちの強い絆を持って、自分たちなりに生き抜いていこうとする
兄妹の姿が描かれていて、好感が持てます。

そうやって必死に自分たちを不幸に陥れる現実に対抗して生きていく
兄妹たちの前に、ある日、偶然あらわれる殺人犯。

これはチャンスだ―と長男・功一が犯人を陥れる策を弄し、
それを実行していく次男・泰助と妹の静奈。

そして、いつしか静奈は仇の息子であるはずの行成に
本物の恋をして…。

静奈の不幸な生い立ちがあるだけに、純粋な気持ちで恋をする
彼女・そして人のいい行成をつい応援したくなってしまいます。

でも、その一方で復讐を果たさなければ、という気持ちと
板ばさみになり、苦しむ静奈。

2人の恋の行方を案じる読者の期待に応えるように
最後はいつもの東野マジックで怒涛の展開を迎え、
思いがけない方向へ…。

最後の数行で、三兄妹が結ばれているあったかい「流星の絆」に
触れることができます。

想像していた話の展開とは違ったけど、これはこれでよかったかな。

ドラマの方は見られなかったので、どんな展開になったのかは
気になりますが、DVDになったら見てみようかなと思います。
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「名探偵の掟」

名探偵の掟 (講談社文庫)名探偵の掟 (講談社文庫)
(1999/07)
東野 圭吾

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読了45冊目。
あおと評価:★★★★

今年最後、紅白を横目で見ながら読了した本。
今年は東野圭吾をたくさん読みました。


名探偵が出てくるミステリ小説のお約束とタブーを明かしていく短編小説。

天下一大五郎という主人公の名探偵と、その相方・大河原警部が
現実世界とミステリ小説の世界を出入りし、小説世界の展開に
突っ込みを入れながらも、その物語の進行には逆らえない姿が面白い。

密室嫌いの名探偵。
名探偵より速く正確に真実を導き出していても、間抜けな行動を繰り返す相方の警部。
名探偵の謎解きに文句を言い出す登場人物たち。

小説世界の舞台裏をあえて覗かせている滑稽さが面白い1冊でした。

ミステリファンの私も「そうそう」とうなづきながら
楽しく読むことができました。

舞台裏を見せる、という新しい発想がとてもいいですね。
これを読んだからと言って、ミステリが嫌になることはありません。
むしろミステリファンは楽しく読めることでしょう。

意外性とコミカルなテンポが軽快で★4つです。

「嘘をもうひとつだけ」

嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)
(2003/02)
東野 圭吾

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バレエ団の事務員が自宅マンションのバルコニーから転落、死亡した。
事件は自殺で処理の方向に向かっている。
だが、同じマンションに住む元プリマ・バレリーナのもとに一人の刑事がやってきた。
彼女には殺人動機はなく、疑わしい点はなにもないはずだ。ところが……。
人間の悲哀を描く新しい形のミステリー。(全文、本書裏表紙から引用)



読了33冊目。

あおと評価:★★★

表題作を含む全5編の短編集。どの物語にも必ず「加賀刑事」が出てくるオムニバス形式。
特に書いてはいないけれど、どれも夫婦を扱ったもので裏のテーマは”夫婦の形”と言えそう。

これを読むと、夫婦の愛に救われるというよりは、夫婦が壊れていく過程がとても悲しく、
読んでいて、妊婦にはあんまり精神的によくないなぁ、と思いました(笑)

作品1つ1つはとても切ないけれど、トリックもわかりやすくて面白かったです。
「容疑者Xの献身」が長編で、ちょっと疲れ気味だったので、とても読みやすい本でした。

「容疑者Xの献身」

容疑者Xの献身容疑者Xの献身
(2005/08/25)
東野 圭吾

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高校教師をしている数学者・石神は親しい者もほとんどなくお隣の母子ともやっと顔見知り、という程度。
しかし、その隣の主婦・花岡靖子に恋をしていた。
石神はある日、靖子たちが元亭主を殺害してしまったことを知り、それを天才的な頭脳で隠し通す術を花岡親子に教える。
一見、事件は石神の思惑通りに進んでいくかと思われたが、そこに唯一の親友・「ガリレオ」こと湯川が現れて…。



読了32冊目。

あおと評価:★★★★★

お待たせしました、「ガリレオ」シリーズ第3弾!(私も回し者みたいになってきたな…w
ということで、今回の主役はガリレオじゃありません!(゚ロ゚;)

石神という天才的頭脳を持つ数学者。
ん?この響き、どこかで聞いたことがありますね。
そう、何を隠そう、この石神は湯川の学生時代の親友なのです。
もちろん、今でも親友同士。

さすがのガリレオも今回ばかりは悩みます。親友に真実を突きつけるべきかどうなのか。
しかし、悩むガリレオを前に真相を言えと迫ってくる悩める羊・草薙(笑)

こんなコミカルに書いてしまっていますが、内容はすごくシビアです。
そして、真相は私たち読者が思っている以上に深いです。

最後は「容疑者Xの献身」の題名の意味が身にしみます。

深い愛、とはこれほどまでか…!

あおり文句にも納得がいきます。
今回は最初から犯人が分かっていても、意味はありません。
とにかく最後までじっと読んでみてください。

「予知夢」

予知夢 (文春文庫)予知夢 (文春文庫)
(2003/08)
東野 圭吾

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深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。
とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。その証拠は、男が小学四年生の時に書いた作文。果たして偶然か、妄想か……。
常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する、人気連作ミステリー第2弾。   
解説・三橋暁(全文、本書裏表紙から引用)



読了31冊目。

あおと評価:★★★★

あの「ガリレオ」シリーズ、第2弾!ということで、帰ってきたガリレオ(別にどこにも行ってないけど)
でございます。

どうやらこの本が文庫化した頃にドラマの方がスタートしたみたいですね。
私の持ってる文庫にはドラマの宣伝が帯に書いてあります(笑)

「ガリレオ」の時にはあまり感じなかった科学的トリックが今回はちょっとだけ鼻につく、というか
「うーん、本当にこんなのってうまくいく?ちょっとやりすぎなんじゃないの?」
という気がしなくもないです。(あいまいでごめんなさい)

たぶん2冊目になって、この手のパターンに慣れちゃったせいもあると思うのですが、
ミステリなのでありえなくても面白ければ良いのですが、それにしてもリアリティの欠片もない…
ような気がしてしまうのは、贅沢な注文でしょうか。

小説におけるリアリティというのも読者が「これはアリだな」と思えば
リアリティがある、ということになる、という曖昧な代物なので、単に私が東野圭吾慣れしてしまっただけ
だと思ってください。たぶんその通りだと思うので。

でも、つい新しい驚きを求めてしまう私としては、ちょっと物足りない感じはしました。

しかし、物語自体は面白かったので、★は4つです。

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プロフィール

あおと

Author:あおと
本好きの29歳。
ミステリ、文学、エッセイ、ファンタジーが得意。たまには、ホラーやマンガ、
絵本も読んでみたり。

隙間があればすかさず本を読んでます。

今のところのお気に入りは、
「夏のレプリカ」森博嗣
「黒と茶の幻想」恩田陸
「木曜組曲」恩田陸
「カラフル」森絵都  などです。

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