あおとの本棚

読んだ本の内容や感想をつづっていきます。 独断と偏見による評価は最大★5つ。

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「お手紙」シリーズ②

さらに続編。「ふたりはいっしょ」。これは、ニューベリー賞受賞作。

ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)
(1972/01)
アーノルド・ローベル

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(よていひょう)
がまくんはある日、ふと思いついて「今日やること」をリストに書き出します。
リスト通りに実行し、実行するたびにリストを一つずつ消していくがまくん。
途中まではよかったのですが、突然、大事なリストが風で飛ばされてしまいます。

予定表を追いかけようぜ、と言うかえるくんを止めるがまくん。
「よていひょうをおっかけるなんて、ぼく よていひょうにかかなかったことなんだもの。」

さて、この後、がまくんとかえるくんは…?

(はやくめをだせ)
かえるくんの庭をうらやむ がまくんに、かえるくんが花の種をあげました。
早く芽を出させようと色々試みるがまくんですが…。

(クッキー)
ある日、がまくんはとてもおいしいクッキーを焼いたので、
かえるくんと2人で食べますが、あまりのおいしさに止まらなくなってしまいます。
「ぼくたちには、いしりょくがいるよ」と言って、かえるくんは何とかして
クッキーを食べるのをやめようとしますが、がまくんは…。

(こわくなんかないやい)
勇敢な人たちが出てくる本を読んだがまくんとかえるくんは、
自分たちにも勇気があるか試しにいきます。
へびやたかに狙われながらも「こわくないやい!」と叫び続ける2人。命からがら家に戻りますが…。

(がまくんのゆめ)
がまくんが見た夢のお話。
夢の中でがまくんは素晴らしい芸当を次々にかえるくんに披露し、
一つ一つ自慢していきますが、そのたびにかえるくんはどんどん小さくなっていき、
最後にはかえるくんは消えてしまって…。
(↑今回のあらすじはあおとが自分で書きました)



読了10冊目。

あおと評価:★★★★

「クッキー」は、がまくんのユーモラスさが前面に押し出されていて、とても面白いです。
オチがいいです。
あんなにかえるくんが頑張ったのに、がまくん、君って人は…。

と、思わずつぶやきたくなる、だけど、とっても人間らしい一面が見られる話です。

最後の「がまくんのゆめ」は、「おてがみ」のような友情がテーマです。
普段は、わがまま言いたい放題のがまくんですが、自分のことがよく分かってるなぁ、と
妙に納得し、やっぱりがまんくんは憎めないなぁ、がまくんの可愛らしさも感じた作品でした。

でも、先に読んでしまった「ふたりはともだち」の「はるがきた」の面白さが
インパクト強すぎて、評価としては★4つ。

「ふたりはいっしょ」は、やはり、がまくん&かえるくんシリーズの2作目だからか、
がまくんのやさしさもたくさん見え、全体がやわらかな雰囲気のお話になってます。

それに対し、最初の作品「ふたりはともだち」は、がまくんのわがままっぷりも目立ち、
ブラックな部分も見えて、メリハリのある作品に仕上がっています。

その分、星新一的なガツンと落とすオチが効いています。

私は、星新一の作風が好きなので、どちらかというと、「ふたりはともだち」の方が
秀逸に見えてしまいます。それで、★5つにしました。

でも、絵本としては「ふたりはいっしょ」のやさしい雰囲気の方がいいのかもしれませんね。
これは好き好きだと思うので、実際に読んでみてください。

あおとのご友人方には、いつでもお貸ししますよw
(絵本だし、字も大きいので、すぐ読めます。)
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「お手紙」シリーズ

「絵のない絵本」(アンデルセン著)
という本の題名を見てどんな内容なんだろう?読みたいなぁ
と中学生の時から思いつつ、いつの間にかこんなに時間が経ってしまいました(汗
いつか必ず読みたいと思います。

題名にすごく魅かれることってありますよね~。
私は、題名だけでそのまま本を買っちゃうことってよくあります。

例えば、恩田陸の「三月には深き紅の淵を」とか
島田荘司の「ネジ式ザゼツキー」とか
森博嗣の「すべてがFになる」とか。

見ただけで、え?なになに?どんな話なの?って気になりますよね~。

で、読んで「あぁ!こういうことだったのか!」って納得できるような話だったら、さらにベスト。
その作家のファンになっちゃいます。なかなかいないですけどw

そういう題名にも作家のセンスって感じますねぇ。
私がもし小説家になるんだとしたら、題名に命をかけたい。
その前に小説書けないけど。

…と余談で盛り上がってしまいましたが、今回は「お手紙」シリーズを読んだレビューを。
その前に読んだ「ZOO」のレビューもいずれ書きます。
(最近、レビューが停滞してるなぁ…。。。)

*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*♪*.♪。★*・゜・*

きっと多くの人が、小学2年生の時に教科書で1度は読んだことのあるはずの作品、
「お手紙」 アーノルド=ローベル作 三木卓訳に登場する
かえるくんとがまくんのシリーズを本屋さんで見つけて、何となく読んでみたくなり買ってみました。

2冊読んだのですが、まずはあの有名な「おてがみ」が収録されている「ふたりはともだち」から。

ふたりはともだちふたりはともだち
(1972/01)
アーノルド・ローベル、三木 卓 他

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〈はるがきた〉
「春が来たよ」とがまくんを起こしに来たかえるくん。でも、がまくんはベッドから出てこようとしません。雪も解け、外はすっかり暖かい4月なのに・・・。かえるくんは11月からそのままのカレンダーをめくり始めました。

〈おはなし〉
夏のある日、病気で寝ているかえるくんに「ひとつお話しをして」と頼まれたがまくん。一生懸命お話しを考えますが思いつきません。ぶらぶらしても逆立ちしても思いつかず、とうとう頭を壁にぶつけはじめます。

〈なくしたボタン〉
遠くに出かけたがまくんとかえるくん。家に帰るとがまくんの上着のボタンが1つありません。ふたりが通ってきた道を戻って探しに行くと・・・。

〈すいえい〉
川で水泳をすることにしたがまくんとかえるくん。がまくんは水着を着ることにしますが「水着姿を絶対に見ないで」って言うんです。「おかしな格好に見えるから」って。かえるくんが目をつぶっている間に川に入ったがまくん。さて、川から出る時は・・・。

〈おてがみ〉
お手紙を今までもらったことのないがまくん。そのことを知ったかえるくんは、がまくんに内緒でお手紙を書きました。でも、配達を頼んだのがかたつむりくんだったので・・・。
(絵本ナビより引用)



読了9冊目。

あおと評価:★★★★★

代表作「おてがみ」のように、全編を通してほぼ、
かえるくんはやさしく、がまくんはわがままでユーモラスなのですが、
唯一、かえるくんの意外な一面が現れるのが「すいえい」

おぉ、あのお人よしのかえるくんでさえ、人間らしい(?)一面を見せたりもするのだな、
とドキッとさせられるのが、この一編。

いつもは「わがままだなぁ」と読み手が思ってしまうがまくんですが、
この一編だけは哀愁が漂い、哀れですらあります。

最後に見せるその後姿が、ものすごく悲しくなってしまうという、「おてがみ」のほんわかした
物語をイメージして読んでいると、どんでん返し(言いすぎ?)のある珍しい一編でした。

しかし、私がイチオシなのは、最初に収録されている「はるがきた」
オチが最高に面白いです。

春になったのに、なかなか起きようとしないがまくんに困ったかえるくんが取った秘策とは…。

ものすごく単純なことなのに、くすっと笑えて心があったまるお話です。
このお話は、大好きになりました。
そして、かえるくんはもちろんのこと、ちょっと可愛いがまくんのことも好きになりました。

「おてがみ」だけじゃなくて、他の場所でもちゃんとかえるくんたちは生き生きと生活していたんだなぁ、
と実感できる1冊。おすすめです。

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プロフィール

あおと

Author:あおと
本好きの29歳。
ミステリ、文学、エッセイ、ファンタジーが得意。たまには、ホラーやマンガ、
絵本も読んでみたり。

隙間があればすかさず本を読んでます。

今のところのお気に入りは、
「夏のレプリカ」森博嗣
「黒と茶の幻想」恩田陸
「木曜組曲」恩田陸
「カラフル」森絵都  などです。

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