あおとの本棚

読んだ本の内容や感想をつづっていきます。 独断と偏見による評価は最大★5つ。

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「ジェネラル・ルージュの凱旋」

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫)
(2009/01/08)
海堂尊

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ジェネラル・ルージュの凱旋(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫)ジェネラル・ルージュの凱旋(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫)
(2009/01/08)
海堂尊

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読了6冊目。(総合51冊目)
あおと評価:★★★★

やっと手に入れられた「チーム・バチスタの栄光」でおなじみの
田口・白鳥シリーズ第3弾の文庫本。

昨年の終わりごろ、地元の本屋さんで下巻だけが売っていて、
思わずハードカバーを買いそうになったけど、我慢していたかいがありました。

最初に「チーム・バチスタの栄光」を文庫から買ったので、
全部文庫で制覇したいと思ってます。

だから、次の「イノセント・ゲリラの祝祭」も、もうハードカバーでは
出てるのを知ってるけど、まだ買わない…。うぅ…。

「チーム・バチスタの栄光」は栄光にちなんで黄色、
「ナイチンゲールの沈黙」は沈黙を表す(?)青、
そして、今回の「ジェネラル・ルージュ」はルージュの色で赤。

まぁ、今回の赤の意味には「”血まみれ”将軍」の異名から
取った赤も入っているようですが。

「バチスタ」が栄光の陰に潜む胡散臭さ、「ナイチンゲール」が狂気とすれば、
「ジェネラル」は高潔な傲慢さ、っていう表現が一番似合いますね。

もっと言うと、「バチスタ」が秀吉、「ナイチンゲール」が家康、
「ジェネラル」が信長って感じでしょうか。
(あくまで私の物語全体に対するイメージですよ。)

なにしろ今回の物語は「バチスタ」や「ナイチンゲール」にあったような
犯人探しや謎解きがメインではありません。

救急救命部長・速水医師の医療に対する情熱、
目の前の患者を何としてでも助けようとする強い意志と、

それを妨げ・理解しようとしないお役所仕事の
保守的な罪悪が描かれています。

理想の医療を語り、実行してくれる速水に爽快感を覚えつつ、
それを許さない現実と戦い、血まみれになる将軍・速水の姿に
頼もしさ・力強さを覚える1冊。

もっと医療現場をめぐる問題を私たち国民1人1人が見つめなおして
いかなければならない時期に来ているんだなぁ、と考えさせられました。

これだけ潔い姿を書かれたら「参った!」というしかありません。
みんな、お医者さんがこうだといいのになぁ、という理想形を書いて
くれました。

次の「イノセント・ゲリラ」(緑)も楽しみです♪
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「ナイチンゲールの沈黙」

ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
(2008/09/03)
海堂尊

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ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
(2008/09/03)
海堂尊

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第4回『このミス』大賞受賞作、300万部を突破した大ベストセラー『チーム・バチスタの栄光』の続編が登場。
大人気、田口・白鳥コンビの活躍再び!今度の舞台は小児科病棟。
病棟一の歌唱力を持つ看護師・浜田小夜の担当患者は、目の癌――網膜芽腫の子供たち。
眼球摘出をせざるをえない彼らに心を痛めた小夜は、患児のメンタルケアを
不定愁訴外来担当の田口に依頼し、小児愚痴外来が始まった。(全文、上巻裏表紙より引用)



読了30冊目。

あおと評価:★★★★★

バチスタの栄光を読み終わって、すぐ買ってみたものの、裏表紙のあらすじを読んでみたら、
あまりにも物語の毛色が違うようなので、一瞬ひるんだものの、やっぱり海堂さん。

読ませるのがうまい!
始めの「バチスタ」との違和感なんて、あっという間に忘れさせて、「ナイチンゲール」の世界に
引きずり込まれました。

文庫の表紙の色でも分かるように、「バチスタ」はいかにもミステリ!と言った”動”の物語。
謎解きをするのがメイン、わくわくするイメージでしたが、それに対して「ナイチンゲール」は
いわば”静”の物語。
話自体が目に見えないチカラによって突き動かされていき、水面下からじわじわせまってくる
不気味さを感じさせつつ、ラストの謎解き(真相部分)も不思議な力によって解き明かされます。

だから、白鳥も一応出てくるけど、今回は主役のナイチンゲールに花を持たせる脇役に
なっていたような気がします。

でも、読後感はどちらかというとさわやか、最後まで青のイメージがつきまとうお話でした。
(あくまで私のイメージですが)

このあと、赤の「ジェネラル・ルージュの凱旋」がどんな話なのか、ますます楽しみです!

「チーム・バチスタの栄光」

チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)
(2007/11/10)
海堂 尊

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チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)
(2007/11/10)
海堂 尊

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東城大学医学部付属病院の”チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術であるバチスタ手術専門の
天才外科チーム。
ところが原因不明の連続術中死が発生。
高階病院長は万年講師で不定愁訴外来の田口医師に内部調査を依頼する。医療過誤死か殺人か。
田口の聞き取り調査が始まった。
第4回『このミス』大賞受賞、一気にベストセラー入りした話題のメディカル・エンターテインメントが待望の文庫化。(全文、本書(上)裏表紙より引用)



読了29冊目。

あおと評価:★★★★★

これは、映画の先行CMを見て「犯行現場は半径10cm」(確かこんな感じだったと思う)
というフレーズに惹かれて試しに買ってみたら、大当たり!というすばらしい本。

文庫版が出ていたので「医療ミステリだから、難しそうだし、万が一面白くなかったらやめよう」
上巻だけ買ってみたのですが、あっという間に物語に引き込まれて、
「早く、早く次のページへ!」という感じですぐに読み終わり、
次の日、いそいそと下巻を買いに行きました(笑)

上巻は、実は全然真相をつかめないまま、物語は進み(しかも、田口先生しか出てこない!)
救世主の白鳥が出てくるのは、下巻なのですが、田口のカウンセリングもとても面白くて、
全然飽きがきませんでした。

それだけに真相に迫っていく下巻はどうなるんだろう!?と期待が持てて、
上下に分かれている文庫で買ってみてよかったなぁ、と感じました。

白鳥のキャラは強烈すぎて、(何せ「ゴキブリみたいな」とか形容されてますからね…)
その存在感はさながら、言ってることも最初は意味不明で頭がいいのか何なんだか…という
感じですが、物語が進むごとに「なんだ…本当に賢かったんだ…w」
と安心感が持ててきます。

そして、ラストはどんでん返しのさらにどんでん返しが待っていたりして、
最後まで「ええええ!(゚ロ゚;)」の連続でした。

ここまで面白いものが書ける現役医師の海堂さんこそ天才!という感じです。
海堂シリーズ、まだまだ開拓していきたいと思います!



☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

ちなみに、小説→映画のセオリーですけど、映画の出来はあんまり…というのが私の感想です。
やっぱり小説を先に読んでおいて、正解です。

(私は阿部寛のファンなので最後まで寛大な気持ちで見ましたが、
 個人的な感想としては、竹内結子の演技が。。。。という感じでした)

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プロフィール

あおと

Author:あおと
本好きの29歳。
ミステリ、文学、エッセイ、ファンタジーが得意。たまには、ホラーやマンガ、
絵本も読んでみたり。

隙間があればすかさず本を読んでます。

今のところのお気に入りは、
「夏のレプリカ」森博嗣
「黒と茶の幻想」恩田陸
「木曜組曲」恩田陸
「カラフル」森絵都  などです。

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