あおとの本棚

読んだ本の内容や感想をつづっていきます。 独断と偏見による評価は最大★5つ。

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「木洩れ日に泳ぐ魚」

木洩れ日に泳ぐ魚木洩れ日に泳ぐ魚
(2007/07)
恩田 陸

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読了43冊目。
あおと評価:★★★

出版社 / 著者からの内容紹介
一組の男女が迎えた最後の夜。明らかにされなければならない、ある男の死。
それはすべて、あの旅から始まった――。運命と記憶、愛と葛藤が絡み合う、恩田陸の新たな世界。



1つの部屋で一晩中向かい合う1組の男女。
舞台は最初から最後まで1つの部屋、登場人物は2人だけ。
物語は2人の会話のみによって進んでいきます。

たしか「木曜組曲」も「黒と茶の幻想」も「チョコレートコスモス」も同じ登場人物たちだけの
会話で話が進んでいく物語だった気がします。
恩田陸は、このパターンが得意なんですね。

これは書き出しが秀逸。

 たぶんこれは、一枚の写真についての物語なのだろう。
 むろん、ある男の死を巡る謎についての物語でもあるし、山の話でもあるはずだ。そして、一組の男女の別離の話という側面も持っている。



こんな書き出しなのですが、これだけでこんなに要素が詰め込んであるなんて、一体どんな話なの!?とわくわくします。

男女の目的は、ある一人の男をどちらが殺したのか、ということ。

その事件があった日のことを2人の記憶をつなぎ合わせて思い出していく内に、
今まで見えてこなかった真相が見えてきます。

その真相の行方が2人の関係を刻一刻と変化させていくことに。

描写はしつこくないのに、1つ1つがすごくリアルなので、まるで2時間の映画を
見ているような感じがしました。

恩田陸の秀逸な作品を読んでいる私としては、「Q&A」のような切れ味を
つい求めてしまうので辛めに★3つにしましたが、恩田陸にしてはすごくバランスの
取れている作品だったと思います。

「木洩れ日に泳ぐ魚」という題名のイメージがそのまま本になったと
思ってもらえればいい、そんな透き通ったサラサラッと流れていくイメージのお話です。
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プロフィール

あおと

Author:あおと
本好きの29歳。
ミステリ、文学、エッセイ、ファンタジーが得意。たまには、ホラーやマンガ、
絵本も読んでみたり。

隙間があればすかさず本を読んでます。

今のところのお気に入りは、
「夏のレプリカ」森博嗣
「黒と茶の幻想」恩田陸
「木曜組曲」恩田陸
「カラフル」森絵都  などです。

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