あおとの本棚

読んだ本の内容や感想をつづっていきます。 独断と偏見による評価は最大★5つ。

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活字中毒

活字というものは不思議なもので、一回離れると

「読まなくても生きていけるかなぁ・・・」

という幻想に囚われるのですが、一旦読み始めると

「今まで何で読まなかったんだろう?面白すぎる、止まらない、読まなきゃ」

と、むさぼるように文字を追いかけ、求めてしまいます。

今まではのどが渇いていたことも忘れていたのに、一度水を口にすると
本当は自分がどれだけ喉が渇いていたかを思い出し、
飲んでも飲んでも飲み足りない、もっともっと、と一気にコップの水を流し込む。

そんな感じと似ています。

先日、某作家が電子書籍を作ることについてテレビで語っているのを見ました。
電子書籍は、確かに幅を取らない。スペースが少しで済みます。
同じ電子媒体で、何冊も本が読める。

もしかしたら、文字の大きさも調整できるのかもしれない(私は知りませんが)。
手軽で安くて、読みたい時にすぐ読める便利なもの。
なのかもしれません。

だけど、本の装丁を目にした時のワクワク感。
帯の煽り文句に、表紙の文字のデザインに踊る心。

「面白そう・・・」

手に取った時のカバーの手触り。
ページをめくる音。
今日はここまで、と栞を挟む時の満足感。

これから読もうと思っている本や、読み終わった本の高さを揃えて、
出版社を揃えて、シリーズごとに、作者ごとに、
ハード、新書、文庫ときれいに並べて背表紙を眺める時の高揚感。

そういうものに私はお金を払っているのです。
本という存在そのものが、とても愛しいのです。

だから、「本なんてただの文字の羅列でしょ。」
「どうせ読む時は文字の部分しか必要ないじゃない。」

と言われてしまえば確かにそうかもしれませんが、
それは、私のような本好きにしてみると、やっぱりちょっと違うのです。

本を手に取って読むことで、はじめて「読んでいる」という感じがするし、
あえて場所を取るそれを所有していることが、満足感につながるのです。

それは、蝶々の標本を作って蒐集しているようなものかもしれません。
本屋さんで本を選ぶ→本を買う→本を読む→本棚に収める

この一連の流れを通して、自分の頭の中の本棚に入れることができるのです。

そして、その作業を時々確認するために、読んだ本が必要です。
過去の本を読み返して、もう一度頭の中の本棚の空いてしまったページを埋めたり、
鮮やかに塗り替えたり。

そうして、何年も何年もかけて頭の中の蔵書を増やしていくのです。
読み終わった本は、私の歴史です。

少女時代に読んだ本。
小学生の時、図書の貸し出しカードをいっぱいに埋めた本たち。
学生の頃、夢中になって夜を明かした本。
大人になってから、色々な思いと共に読んだ本の数々。

活字中毒。
まさに、甘い毒のような本の誘惑に勝てずにいます。

それは、電子書籍の時代が来ても、きっと本はなくならないと豪語してしまえるくらい、
首までどっぷり浸かっているようです。


(つらつらと思いつくままに書きました。たぶん後でバッサリ手を加えるでしょう・笑)
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プロフィール

あおと

Author:あおと
本好きの29歳。
ミステリ、文学、エッセイ、ファンタジーが得意。たまには、ホラーやマンガ、
絵本も読んでみたり。

隙間があればすかさず本を読んでます。

今のところのお気に入りは、
「夏のレプリカ」森博嗣
「黒と茶の幻想」恩田陸
「木曜組曲」恩田陸
「カラフル」森絵都  などです。

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