あおとの本棚

読んだ本の内容や感想をつづっていきます。 独断と偏見による評価は最大★5つ。

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うさぎドロップ

うさぎドロップ (1) (FC (380))うさぎドロップ (1) (FC (380))
(2006/05/19)
宇仁田 ゆみ

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最近、見つけたマンガです。
全9巻だったかな。

前半は子育て要素、後半は恋愛要素で出来ています。

祖父のお葬式に出た主人公・大吉が、その場で祖父の隠し子と思われる「りん」を
引き取って、父親代わりとして育てるというストーリー。

親戚みんなが急に現れた隠し子の存在にとまどい、厄介者扱いするのを見かねて
独身(恋人なし・結婚経験なし)にも関わらず、いきなり6歳の女の子を引き取ることに。

最初はもちろん様々な問題に直面して、とても苦労します。

でも、どんな時でも大吉のりんを見守る視線が優しく、愛情にあふれていて、
見ているこちらまでほんわかした気持ちにさせられます。

大吉がりんと過ごしている時にぶつかる問題は、子育てをしている人なら
きっとみんながぶつかる問題で、「そうそう」と思わず共感。

一番印象的だったのは、引き取ると言い出した大吉に
「引き取るなんてありえない」とみんなが声を揃えて反対し、

「私はあんたたちを育てるために、どれだけ自分の時間を犠牲にしたと思ってるの!?
 独身で子どもも育てたこともないあんたに、そんなこと出来るわけない!」


というようなセリフを声高に叫ぶ自分の母親に対し、

「俺はりんのために、果たして自分を犠牲にしているんだろうか・・・?」

と疑問に思う大吉。
それに子育て仲間のママ友・パパ友がくれた答えがとても素敵でした。

「私はそんな風に思ったことはありません。
 だって、仕事をしている時間は自分の時間でしょ?子どもと一緒にいる時も自分の時間。
 全部、自分の時間ですもの」


にっこり笑って、そんな風に幸せそうに答える彼らのセリフに心打たれました。
そんな風に考えることも出来るんだなぁ、と目から鱗の思いでした。

時々、そのセリフを思い出すと、スッと心の中が軽くなるようになりました。

子育ては基本的には楽しいものですが、時々ちょっと行き詰まる時もあって、
そんな時は、色々なものにちょっと勇気をもらいます。

その中の一つが、うさぎドロップでした。

後半の部分は、ちょっと展開が飛んでいる気もするけれど、
ほんわかした雰囲気が最後まで続いていて、それはそれで好きです。

何度も読み返したくなるいいマンガだな、と思いました。
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プロフィール

あおと

Author:あおと
本好きの29歳。
ミステリ、文学、エッセイ、ファンタジーが得意。たまには、ホラーやマンガ、
絵本も読んでみたり。

隙間があればすかさず本を読んでます。

今のところのお気に入りは、
「夏のレプリカ」森博嗣
「黒と茶の幻想」恩田陸
「木曜組曲」恩田陸
「カラフル」森絵都  などです。

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