あおとの本棚

読んだ本の内容や感想をつづっていきます。 独断と偏見による評価は最大★5つ。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「地球から来た男」

080203_184403.jpg

おれは産業スパイとして、ある研究所にもぐりこんだ。だが内部の警戒は厳重で、たちまちパトロールの守衛につかまってしまった。保安部門の責任者は秘密を守るために独断で処罰するという。それは、開発途上で放置されたテレポーテーション装置を使った、地球外への追放だった。気づくと、おれは野原に横たわっていた―。奇妙な運命に翻弄される男達を描いた傑作ショートショート集。 (裏表紙の解説より引用)



あおと評価:★★★

読了7冊目。

小学生の時「宇宙人のしゅくだい」を読んで、雷に打たれたような衝撃が走ったのがきっかけで、
高校生くらいの時に何冊か、星新一の本は読みましたが、

久しぶりにあの星新一の切れのあるブラックユーモアが読んでみたくなって、
まだ読んでいなかったのを買ってみました。

表題作の「地球から来た男」は、ごくごく普通のショートショートです。
オチも4ページ目くらいから読めてしまうのですが、かえってほほえましくて私は好きです。

心があったまるのは、「包み」というお話。

売れない画家のところにある日一人の青年が「預かってくれ」と謎の包みを置いていく。
その包みを預かった日から、画家は不思議なまでに売れていくのだが、
青年は一向に包みを受け取りに来る気配はない。画家は、包みが気になって気になって…。

最後にゾッとするのは、「もてなし」というお話。

嫌なことばかりで落ち込んでいる青年は、ある人から「ブルギさん」のバッジをもらう。
そのバッジをしていると、様々な人が「ブルギさん、さぁどうぞ」と寄って来て、
色々なもてなしをしてくれるのだ。
青年は、はじめ不思議がるが、その内その感覚に慣れてしまい、いい気になっていると…。

不思議な話から、最後どんでん返しでゾッとするものまで、全17編のショートショート。
どれも面白く、電車の中やちょっとした待ち時間に読むには最適の本です。

ぜひ一度、星新一ワールドを体験してみては、いかがでしょうか?
スポンサーサイト

コメント

コメント投稿

管理人にだけ読んでもらう

HOME このページの一番上へ

プロフィール

あおと

Author:あおと
本好きの29歳。
ミステリ、文学、エッセイ、ファンタジーが得意。たまには、ホラーやマンガ、
絵本も読んでみたり。

隙間があればすかさず本を読んでます。

今のところのお気に入りは、
「夏のレプリカ」森博嗣
「黒と茶の幻想」恩田陸
「木曜組曲」恩田陸
「カラフル」森絵都  などです。

最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。